箱・同封の賞状・ロムカートリッジ
先日、同人誌作成用の資料を漁っていたら、「エルギーザの封印エディットコンテスト」の賞状(といってもB5用紙1枚ですが)を保存していたクリアファイルを発見。折角だからロムカートリッジとともに写真を撮ってみました。
先日も書きましたとおり、「エルギーザの封印」というゲームで開催されたステージエディットコンテストの賞品です。
ロムカートリッジは、金色に塗装されてなかなか派手です。色が金色と言うだけでいかにも特別という雰囲気がありますね。あと、画面中央の賞状はこんな感じで書かれています。(賞状は本名ですのでここでは「まいさん」に書き換えてます)
おめでとうございます!
★コンプティーク賞
まいさん 殿この度は「エルギーザの封印」ゲームエディットコンテストにご応募くださいましてありがとうございました。
多数の応募の中から、出版社の方のご協力のもと、優秀作品を選出させていただきました。貴方の作品はコンプティーク賞に輝きました。
本日、賞品のオリジナルカセットをお送りいたしますのでお確かめください。このカセットには、当選者20名の作品が収録されておりますので挑戦してみてください。貴方のお名前も入ってますのでお友達にどんどん自慢しましょう。
さて次は実際に起動した画面を。TV画面をデジカメで撮っていますので、写りが悪いのについてはご容赦を。それでも、だいたいの雰囲気を感じられればいいかなと思います。
まず、起動すると、コナミロゴのあとにタイトルが表示されます。
このロムだけのオリジナルの画面ですね
枠の中は「王家の谷/エルギーザの封印/エディットコンテスト/優秀作品集」
下部に「PUSH SPACE KEY」とあります
スペースキーを押すと、ゲーム内のステージクリアの音楽とともに賞状画面が表示されます。
うちの本名の入っているところをちょっと加工してます
こちらの賞状の文章は、
賞状
コンプティーク賞
まいさん殿あなたの作品は「王家の谷エルギーザの封印エディットコンテスト」において優秀な作品と認められましたのでここに賞します。
といった感じです。
この画面は、短い音楽の間しか表示されず、すぐに次のメニュー画面に変わります。
雑誌選択メニュー
審査を担当した4誌、「コンプティーク」、「Beep」、「MSXマガジン」、「MSX−FAN」の4誌が表示されています。それぞれの雑誌を選ぶことでその雑誌で選出されたエディットステージを選ぶ画面に進みます。うちの作品を審査された「コンプティーク」を選んでみましょう。
実名なのでモザイク処理をしております
この画面は実名で5人がドンと表示されていますね。ちなみに右下の小さい文字(潰れていますが)は「敬称略」となっております。
どの雑誌でも実名ですが、Beep誌の優秀作品にはハングルの氏名があったりと海外からの応募もあったのでしょうか。MSX自体が国際規格だけど、エディットコンテストは国内だけだったのでしょうから日本でゲームを購入した方なのでしょうかね。(もちろん国内に在住の方かもしれませんが)
久しぶりに起動させてみましたが、MSX1は貧弱な表示能力なのに画像として文字をいっぱい作っているし、賞状画面では一人一人の名前を作って表示させています。また、受賞者ごとのメニュー画面*1を組み立てているというように、けっこう手間がかかかっています。
また、箱には「王家の谷 エルギーザの封印 GAME EDIT CONTEST オリジナルロムカートリッジ」と印刷された金色のシールも貼ってあります。少数の賞品のために作られたシールというのはコスト的にどうなんだろう、と思ってしまいます(笑)。ロムカートリッジ自体の塗装も特別なわけですし。
賞品とはいえ、本当に手間と愛情がかかっているなと感じずにはいられません。
あと、他人様の作ったステージをちょっとプレイしたのですが、全然解けませんでした(笑)。