４話を見てから暫らく見ていなかったので、いまさら５話を視聴。これまでのアクション的な雰囲気とはガラリと変わってしんみりとした雰囲気。内容は『大切な人と一時離れてしまったことで、お互いの関係を再認識する』って内容でよくできていました。
今回のアニメの白鐘姉妹さんらは、設定や感情を出さないでおいてミステリアスな雰囲気を出していますが、今回はそれが前提でないと作れない話だったな。一般的なギャルゲやアニメの女の子だと考えていることが手に取るようにわかってしまう作りになっていたりするのとは対照的だったり。まあ、女の子の気持ちなんてちょっと不思議なくらいが見ていて自然だったりしますが。
白鐘姉妹が戻らない間の恋太郎が、双樹の弾いていたギター曲と同じレコードを買ってきて聴いたり、犬探しの仕事を覇気のない様子で行っていたりとこちらの感情はわかりやすい。姉妹は後半になって帰ってくるのですが、そのあとのやり取りがよかったな。テキパキとビラ貼りを進める（しかしギャグを忘れない）姉妹とちょっとしたドタバタでこれまでの日常に戻ったこと、恋太郎が姉妹がいなくなる前に言いだせなかった旅行の話をしたこと、それについて沙羅が「このままがいい」という内容のことを言って恋太郎がちょっと涙ぐむところ、などなど。
ラストで双樹さんが「今度は探しにきてください」って言ったことと、沙羅さんが前半に言った「一番幸せだったときの空の写真」と言っていたのですが、写真とっていたのはこっちで過ごしているときだったことを考えると、もしかしていなくなっいた期間はそんなに幸せではないのかもって予感を与えられました。
双樹の言葉を聞きながらそのまま恋太郎はまどろみ、双樹さんの演奏曲がそのままＥＤにつながる演出で後味のほうは良かったですが。
そうそう、迷い犬のほうは飼い主の元に犬の方で戻ってきたというオチでしたが、これは良い落とし方だなと思った。３人そろったところで見つかるというのもアリだと思ったけど、恋太郎が白鐘姉妹がいないと仕事できないって感じになるのは嫌だったしね。
６話の感想もネットではいろいろ聞こえてきますし、今回の話つながりでしょうからちょっと期待をしておきたいと思います。７話ももうあったのかな？ 遅れているなあ。
