「燃える二子魂川」の回です。
イカとの決戦ということで、恋太郎がかっこよく対決します、というストーリーなのでしょう。
ただ、全編に見られる格好良さはいつかみたものばかり。よく言えばノスタルジー(若い人には新鮮)。たぶん作っている方からするとそういった時代がかったステレオタイプな格好良さを描きたかったのでしょう。パロディや皮肉として使うのでなく、そういうのがかっこいいと思っているから使いましたという印象でした。最初っから探偵物語風味へっぽこハードボイルドやっている段階で、こういう感覚は至極当然だったですか。
でも、イカの設定にしても、数度「戦後GHQ…」で始まるくだりが出てきますが、これもちょっとげんなり。フタコイは説明が多いので今更驚かないけどね。
たしかパロディですよね、高速での勝敗がスピード競争だとか、決着の秘密兵器のあれとか。格好良さよりも寒くない?って感じでした。いや、いいんですけどね。
最後は、沙羅さんを助けにドイツ(なぜドイツ?)に飛び立つ恋太郎と双樹。場面が一気に変わりそうなのですが、いままでの流れから考えて「あれ」をやってしまうのではないかと心配です。(あれとは、無理矢理結婚させれている花嫁を助ける有名な作品です)
フタコイをここまで見てて感じるのは、主人公は恋太郎ということ。旧作のフタコイはやっぱり女の子がメインだったし。シスプリはまさに妹がメインでした。ストーリーの方では主人公は芯のあるヤツでしたが、その芯ゆえに妹がしっかりキャラ立ちしていたのでやはりメインは女の子側。
11話は双樹も数えるほどしか出てないし、主人公の男を引き立たせるのも男連中ばかり。方向性はこれなんですよね?
はあ(ため息)…。でも沙羅・双樹はかわいいので最終話まで見てしまうと思います。