まいさんの日記

まいさんが、趣味的な記事を書くところです。はてなダイアリーの「まいさんの日記」のから引っ越しました。

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都産貿の「同人誌即売会等の留意事項」の件

 最近イベント関係の掲示板で見たのだが、都産貿東京都立産業貿易センター)のご利用案内に、同人誌即売会等の留意事項というのがあるみたいですね。

なお、この留意事項はかなり前から掲載されていたもののようです。今年の春くらいかな?

 目新しく感じたものが、「遵守事項」の2番の「ゾーニングの実施」についてにありました。
 (同人誌即売会の)ゾーニングについては、これまでのイベントでも何回か経験があり、「成年向けの頒布物があるサークルを一部に集め、その区画を年齢確認を行った上でそのエリア入場できる」というシステムですね。
 東方イベントの例で言えば、「大図書館の読書会/人形遣いのTeaParty」や「月の宴」などは、成年向けの頒布サークルを端に集めて、年令認証のリストバンド*1で確認(大図書館の読書会)や、ついたてなどで仕切り(月の宴)をして、ゾーニングをしていました。また、「大図書館の読書会」と同日の「コスチュームカフェ」1つのフロアは、フロアごと年齢確認しないと入れないようにしていました。
 で、それ自体は目新しいものではないのですが、「(なお、18歳未満禁止の展示物・販売物が少ない場合は、) 」と但し書きがあった以下の部分ですね。
 ゾーニングが行えないエロサークルの少ないイベント、ゾーニングをしないイベントについての事項で、ここには、

(なお、18歳未満禁止の展示物・販売物が少ない場合は、)
(3)18歳未満禁止の展示物・販売物をビニール袋などで個別包装のうえ、区分陳列し、対面方式により、年齢確認を行ったうえで、閲覧・販売を行ってください。

 とあります。なお、(1)と(2)はゾーニング時の頒布方法で、それぞれ「月の宴」、「コスチュームカフェ」でとられていた方式です。*2
 ゾーニングできない以上は、未成年も成年向けの頒布するのサークルに近づけますし、目に入れることや手に取ることは簡単でしょうから、この措置になったのでしょうね。
 良く読むと、「閲覧・販売」とありますので、年齢確認さえできれば中身の確認などは行えるように読み取れます。しかし実際問題として、成年向け同人誌を発行するサークルが1冊1冊ビニール包装するのはたいへんそうです。
 まあ、都産貿のようなイベント会場は、一部を区切ってのゾーニングはやりやすいと思いますから、「成年向けを大量に頒布するサークル」がいるのに「会場はゾーニング無し」というのはあまり起きないのではないかとおもいます。
 いまのところ、3月の東方イベント東方不敗小町5が、成年向け頒布物を包装することを、サークルに対応してもらうようにしているようです。
 こちらは、会場は都産貿でなく蒲田のPioですが、東京都内のイベント会場は、こういう対応になるのかもしれませんね。*3
 このような対応を予めサークルに明記したイベントの告知の時点で見たのは今回が最初でしたね。探せば他にもあったのかも知れません。

 まあ、このような基準ができたことで「きちんと使用条件さえ守れば、成年向け頒布ができる」ということでもあります。変に厳しい自粛や自主規制などが起きなくなる点はよろしいのではないでしょうか?

*1:年令を確認した方に、再装着不可のリストバンドを配布

*2:(1)は、ある程度成年向けがあるイベントでの「ゾーニング」、(2)は成年向け企画または成年向けが多いイベントでの「会場単位での年令確認」

*3:もっとも「東方不敗小町」は、前回の都産貿台東館でのイベントでエロ禁止にしてましたし、イベント側の特殊事情かもしれません