まいさんの日記

まいさんが、趣味的な記事を書くところです。はてなダイアリーの「まいさんの日記」のから引っ越しました。

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夏コミ購入本の感想です(東方系のみ、その1)

 そんなわけで、夏コミで発行された東方系同人誌の感想の「その1」です。購入した120冊全部何かしらの思い入れがあるのですが、さすがに全部とはいけないので、30冊くらいから。
 感想を書きたくなる本は、気に入った本・面白かった本のうち、おすすめできるポイントがひとことで表現できる本になります。冊数が多いので感想は短めです。
 そんなわけで合同誌、総集編、個人誌の順で紹介します。

  • 合同誌関連から。誌名(主催サークル)の形式
    • 東方合同笑劇短編集 瞬刊 マンガの東(柚子桃ジャム)
      • 四コマなどが中心の合同誌。こういう短辺や四コマに形式に得意な作家が多く参加している上、ボリュームもあり楽しめる一冊でした。
    • 飼いこめいじ!(JJSS、彼の庵)
      • 古明地でペットな話をテーマの一冊。ふつうの古明地一家ものから、悟りをペットにしようと美う変化球までいろいろ収録。ギャグ話中心で参加メンバーも有名所さんが多いので古明地好きにはお薦めの一冊。あと、カバーをとりましょう。
    • トウホウサケノミゴウドウシ3 痛快!呑んだくれ少女(大熊猫飯店)
      • 確か1年ぶりの酒飲み合同誌。この本、各作家のマンガの後に1ページほどの酒関係のコラムが載っているのがポイントかな。知識になったり、作家の思い入れを読めたり。マンガの方も実力作家が大勢というか、意外な作家さんがいて驚いたりも。
    • 幻想八葉(あさつき堂)
      • ネーム交換合同の三回目かな。ネーム(ストーリー)・画力ともに実力のある作家ばかりで作品についてはレベルが高い。しかし、作画とストーリーを別にしているサークルが珍しくない中、ネーム交換でどう面白く(楽しく)なったか判らなかったなあ。

 そういえば、合同誌ではないですが、今回『東方トレーディングカード「彩 -aya-」』というものをオマケとして配布するサークルがあったようです。うちもどちらかのサークルで1パック頂きましたので中身を紹介。キャラ名(担当作家/サークル名)です。詳しくは公式サイトで。
 チルノ(HAM/Points)、八雲紫(コーポ/第二ブータン帝国)、リグル・ナイトバグ(全裸/全裸屋敷)、小野塚小町(未江 達/窓の口笛吹き)、森近霖之助(ゆかたろ/その他大勢)、鍵山雛(杏樹/めーぷるさんち)、東風谷早苗(ボン・カレー/即席魔王)、洩矢諏訪子(めそめそ)、火焔猫燐(漆/NIA)、聖白蓮(winn)


  • 次に、総集編からいろいろと
    • 巫女みこ萃香 壱(葉庭の出店)
      • 絵柄と緩い話が好きで気に入っているサークルです。うちの幻想麻雀のメインキャラも巫女みこ萃香*1 初期の頃は読んでない作品もあり、まとめ読みがお得な一冊でした。
    • WONDERFUL LOTUS ASIS(ヘルメットが直せません)
      • 幻想郷綺史抜萃から2年ぶりの総集編。ここのサークルは、ストーリーは抜群なのですが絵柄が少々苦手だったりで、たまに気になったときだけ買っておりました。そういうわけで総集編はありがたいです。前作同様、それぞれの再録話の間にちょっとした繋ぎをかきおろしており、1冊面白く読める工夫がされているのが面白いです。
    • あぱぱぱちゅりー総集編(以絵会友)
      • パチュリールーミア、その他全部の登場人物が可愛いです。気に入った話は、「C」のお料理の話と、「蓮」の白蓮さん。「蓮」は確か書き下ろしだったけど、この話だけで買って良かったというのはちょっと持ち上げ過ぎかな。
    • ほとんどいつもの(マリオネット装甲猟兵)
      • いつものシリーズ総集編。説明不要ですが、今見直してもネタが濃いです。間に表紙とネタの解説が載ってますが、レゲーとか「あー古いね」とうなずきながら見られる人むけ。
    • いつの間にやら総集編(happy flame time)
      • 買い始めたのが「楽しい山のかぜかみろく。」あたりなので、半分は読んだこと無いわけでかなりお買い得の一冊だったかも。なお、今回買った同人誌で最厚の本でした。
    • 幼形成熟BOX(おしゃれどろぼう)
      • ここのサークルは、わりと最近知ったこともあって、ほとんどの作品が新鮮に読めました。そんなわけでなにげに今回買った総集編では一番目を通している時間が長いかも。ここの作家さんはさとりが大好きだそうです。大好きなキャラに対してどのような表現で答えるかというのはいろいろありますが、こういうのもあるんだなと感じます。こういった狂気は好きです。

 いろいろ総集編を見てきましたが、過去から絵柄が変わったようで変わってなかったり、作風の変化が見てとれたり、そういう楽しみ方もできますね


  • そのほか、通常の同人誌より。冊数多いので感想短めです。
    • 渦絵の花(みずたたき)
      • 美鈴と紅魔館の花畑を中心の6つの短編。美鈴が花を育てる理由とか、咲夜さん魔理沙の台詞とか伏線になって、最後の2Pが綺麗な終わりかたであったと思います。
    • Fortune Days(鳩血)
      • 美鈴と咲夜さんのデート話。今回のばかっプリぶりは今まで以上に磨きがかかっています。表現がちょっとあれですが、知っていれば褒め言葉に感じるはず…かな? 今回もにやにやできました。
    • HoliDay(猫工房)
      • 美鈴と咲夜さんのお使いなどの話。私服でデートで個人的にポイント高かったです。この二人でにやにやしたい人むけ2冊目。
    • ひみつでにゃんにゃ(鈴鳴堂)
      • 猫が可愛いです。裏表紙にも書かれたパチェ猫やレミィ猫を愛でて暴走する小悪魔や咲夜さんで楽しめる、いつもの鈴鳴堂のマンガです。
    • 故に今宵は目をつぶる(武者プルーン)
      • 異質な世界を見せる妖怪と、その異質な世界観と現実との対比や、その中で動く人物の表現が秀逸。短いストーリーでも設定が面白く活かされたり、絵の描き込みも精細で読み応えのある一冊でした。
    • 紅の血族(StrangeChameleon)
      • 美鈴とスカーレット姉妹の過去話。美鈴の過去話ではこれまで読んだ同人誌ではトップクラスでかっこいい。最後の封印のところは賛否あると思うけど。
    • “      ”(四つ星レストランおかん)
      • 橙を式にする前の藍と今の橙を対比させた作り。橙も以前より成長している様子がうかがえますね。あと射命丸さんが可愛いです。タイトルが表紙では空白なのは、まあネタバレそのもののタイトルですからね。
    • 春秋流鬢(酸性いよかん。)
      • 本文中にもある「髪は女の命」という文字を始め、髪はその人について多くを語ってくれる重要な要素。そういうことを使ってこのような話を作れるとは感心です。さすがに上手いです。
    • あなたとの手のつなぎ方!!(粟米湯)
      • アリスとパチュリーが人里などでデートする話。こちらのサークルは、日常の出来事を上手くマンガにできていると感じます。今回もお互いの優しさがどんどん重なり合って素敵になる、といった印象。
    • 日々平穏なりそれ宿命(明度良好)
      • ちっぱい阿求とかわいい四季様にぴんと来たら買いですよ。
    • 御阿礼小町の千年気取り(ジギザギ)
      • 阿求さんと文とはたての、ちょっとエロも含んだドタバタギャグ。いやあ、天狗さんがこんなにエロいとは思いませんでした。
    • 恋とかけて、なんちゃらの最終定理ととく!(Infrontia)
      • チルノと文のラブコメ。ここもこのテーマで長いです。毎回、ネタや小道具は変えてきますが、肝心の2人の関係に大きな進展がないので、もうひとつ進んで欲しいなあ。
    • 最速結界 G・FREE(さくSaku亭)
      • ここの文は面白いし素敵だ。氷川氏にはこのまま、霊夢と文で作品を作って欲しいと思います。少ないそうですが地霊殿で文使いはここにいます。(最近あまり使わないけど)
    • 乙女パラノイア(ギロチン銀座)
      • 天狗3人メインのギャグ。文にあれな執着をする椛とそれに巻き込まれるはたてという構図。いつものゆるいギャグですが、こちらの作家さんはギャグのネタが他とちょっとノリが違ってて特徴だと思います。
    • W_S_X〜W Spoiled Extreme(ヘルフレグランス)
      • 『「シリアスな笑い」と「真面目にやって笑い物になる」は全然違うからね!?』の台詞が全てを表しますね。しっかし酷いねこの新聞(褒め言葉)。
    • 超地底インファンタリア(すたじお寿司くいねぇ)
      • 地底妖怪の面々が拾った赤ん坊を育てる話。おもにパルスィが。何というかほのぼのして暖かい話でした。それと以前の話とつながっていますね。地底のアイドルネタとか、けっこう好きだったので嬉しいです。
    • とら。ほしの謎(苦笑邸)
      • いつものシュールでバイオレンスで、ちょっとグロかったりもするけれど、意表を突いて笑わせてくれるネタが盛りだくさん。今回も笑わせていただきました。
    • もりやけ1.5(日本ワルワル同盟)
      • 諏訪地方の聖地巡礼などのレポートを中心とした本。実力のある漫画家さんだけに、タダ美巡礼レポートに漫画的な味付けをするのが上手いです。
    • MiKoWorKer(海運)
      • 東方同人作家のうち、特別な世界観やを持っている作家がいるとして、こうば氏はその一人と感じます。今回の霊夢の行動を見ていると、他の作家の霊夢とはかなり変わった行動をしていて、それがなんかきちんと生きている一人の人間を感じたなという印象がありました。
    • レピシ・ザ・スーパーアーツ(ビタミンごはん)
      • ちょっとした小ネタが多いみたいですが、そこはおいときまして。早苗さんの成長漫画になっています。どんどん成長していく早苗さんを見守る二柱と影ながらサポートした魔理沙と白蓮の関係が微笑ましくて良かったです。
    • 東方コミュニティ白書(久樹輝幸)
      • 東方の簡単な歴史、コミュニティの移り変わり、人気投票やPixivなどのデータの統計、東方ジャンルの課題やこれからなどをまとめた一冊。かなりおおざっぱではありますが、東方ジャンルなどの様子をうかがえる資料だと思います。統計はかなり細かいものもありました。うちも人気投票では解析っぽいことをしていましたし、こういうデータを集めていろいろやった本は好きですね。
    • 東方を往く 壱(かんたんのゆめ)
      • 御柱祭、ぬえ、信貴山の3つについて、東方よりの視点を加えながら特集したガイドブック。「秘封るる部」もそうでしたが、市販本に負けない丁寧な作り。全てフルカラーで読みやすいです。信貴山は先月訪ねていったばかりでした。この本を見たあとで、往っておけばよかったと思うところもいくつか。



 そんなわけで、感想終わりです。ほとんど粗筋を述べただけのものもありますが、ご容赦下さいな。ここに取り上げた以外にもいくらでも好きな本はあるのですが、ギャグ本やネタ色の強い本など感想を書きにくいものがそれなりにあったで、そういうのはまた次の機会(その2)にということで。
 あと、東方系以外の本ですが、冊数も少ないですし今回は省略ということで。

*1:幻想麻雀のキャラ選択はうちの場合、好きな作家の絵>能力>好きなキャラ、といった優先順位