まいさんの日記

まいさんが、趣味的な記事を書くところです。はてなダイアリーの「まいさんの日記」のから引っ越しました。

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台湾で買ってきた東方書籍

 そんなわけで、東方書籍をあちこちで購入してきました。買った本は以下の通り。

  • 東方儚月抄(漫画版)尖端出版。上・中・底の3冊。定価はそれぞれ、NT$250、NT$160、NT$160。
  • 東方茨歌仙 東立出版。1,2,3巻。定価はそれぞれ、NT$120、NT$130、NT$130。現地版は3巻までが刊行されているようです。
  • 東方鈴奈庵 台湾角川。1,2巻。各NT$140。これも刊行は2巻まで。
  • 東方求聞史紀 青文出版。NT$650。
  • 東方求聞口授 青文出版。NT$499。
  • 東方文花帖 青文出版。NT$599。

なお、台湾は書籍でも普通に割引販売が有り、店舗により75%〜95%くらいの売価でした。
今回購入した以外にも台湾版の東方書籍・コミックスはありますがこれらは購入せずです。見つけられなかったものもありましたし。
んでは、それぞれ紹介。画像はスマホで撮ったのでぶれていたりするけど。画像によってはクリックすれば拡大します。


 ぱっと見たところ、日本のものと全く違いはありませんね。
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 中はこんな感じで訳されています。擬音は基本的に日本語版そのままでした。一通り読みましたが、内容に違いはないですね。
 あとついでに上巻の付属CDの画像。上海アリス幻樂団の名称や曲名は現地語になっています。
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 これも基本的に日本版と同じに見えます。日本版は表紙の中央下に「REX COMICS」とありますが、台湾版は「TONG LI COMICS」とあります。現地の出版社「東立出版」のことです。
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 で、いちばんの違いは書籍サイズ。日本版はA5版になりますが、台湾版はB6サイズになります。ちょっと大きめのコミックスのサイズですね。左が日本語版、右側が台湾版です。帯を外せば大きさと出版社以外には違いはないですね。
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 中身はこんな感じ。茨歌仙では、擬音等もかなり台湾語になっています。また、判りにくいネタなどについてはあちこち注釈を入れており、そういう面では儚月抄よりも親切かもね。各会の扉は日本版と同じく、カラーになっていました。
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 右のは13話より。日本語から台湾語に変わっているので、普段の点数が十点→十分など現地語的な表示(中国圏では得点などには「分」を使うことが多い)になってたり。*1
 あと、この回では銃声がキーになっているのですが、中国語で銃は「槍」、銃声は「槍聲」となるので、ぱっと見て変な感じでした。(なお槍は中国語では「矛」になります) 単語の違いとか、表現の違いとかいろいろ見ると面白いです。
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 1巻には帯が付いていました。それ以外ぱっと見てやっぱり日本語版と同じですね。表紙の下には「Kadokawa COMICS Boy Series DX」と書かれています。日本版の表紙には特にそのような表記はありません。あと今回は裏表紙の方も。
 そうそう、この書籍に限らず今回買った全ての書籍には価格として台湾と香港の定価が記載されていました。基本的に言葉・文字が同じですから、同じ本を販売できるからでしょうね。帯の後ろには三月精の広告も。
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 まあ、中身はこんな感じ。6話の冒頭のカラー部分と最初の方から1ページ。擬音などもそれなりに現地の言葉に。擬態語はほとんどそのままかな。このあたりは茨歌仙もそうだったので、なんかそういう慣習みたいなものなのかも。
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ついでに巻末の四コマと、2巻のカバーを外したところから。丁寧にこのへんも作られいてた印象。
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 そうそう、コミックに関しては、台湾版の方が紙が薄めなのかどれも厚みが少なかった印象でした。まあ、使っている紙に違いがあるのでしょう。薄いといっても読みにくかったり透けていた印象はなかったです。


 ハードカバーの書籍です。左が日本版、右が台湾版。本の作りも帯の作りもほぼ同じようにできています。ちょっと撮影した角度で本のサイズが違うように見えますが、全く同じです。厚みなどもほぼ同じ。そうそう、求聞史紀にはCDがついていましたが、曲名以外は現地の文字になっておりました。
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 中身はこんな感じ。同じですね。左は求聞史紀からチルノ、右は求聞口授から聖白蓮です。
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 求聞口授は、ちょっとミスが目立ってたのが気になったかも。たとえば、キャラ紹介のところには、漢字名とローマ字表記があるわけですが、このローマ字の綴りが間違っているケースが後半に多かったような気がします。(uとnの取り違いとか。元々の日本版に使っていた英字フォントがちょっと読みづらいものなので、写し間違えたのかなあと)

 そういえば、「古明地さとり」は「古明地悟」となっていました。種族としては「覚」、名前としては「悟」で、一通り本文中のさとりの氏名が記載されているところはチェックしたのですが、上記の通りでした。向こうでは「悟」が公式なのかしらねえ。ただ、現地の同人誌やWEBサイトなどではほとんど「覚」を使っている気がします。まあ、種族から名前を取るという意味こちらなのでしょうけど。
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 キャラ名の表記揺れは、カタカナキャラ(パチュリーとか)でわりと見るけど、さとりんはちょっと意外な感じだったかも。


 台湾版の表紙と中身。日本版の文花帖は厚めのA4コミックにCD付きでしたが、台湾版はハードカバーになっていました。それ以外の基本的な作りは同じかな。文花帖は中身にコミックなど収録されていますが、もちろん全て訳されていましたねえ。付属のCDも現地版になっておりましたが、著作表示と「体験版」の文字が現地版になっていたくらいで、ぱっと見日本のものと同じかなと思った感じ。(写真場ぶれぶれですいません)
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 で、全体を通してですが、日本語の書籍と台湾の書籍で台割り等で大きく変わっているものは一切ありませんでした。ページ番号が同じなら、どちらの書籍でも同じ絵、文章が出てきました。

 漫画については、台湾版でも絵と話を把握をしていたので読みやすかったです。基本的に日本語訳もあるわけですし。
 とりあえず、単語的なモノは漢字(文字)からある程度推測できますので、それに定型的な表現が判るとかなり読み進みやすくなりますね、といった感じです。
 次回台湾に行けたら、今回買えなかった書籍を入手したいです。

*1:中国麻雀が好きなので、向こうの得点表記にはけっこう敏感