まいさんの日記

まいさんが、趣味的な記事を書くところです。はてなダイアリーの「まいさんの日記」のから引っ越しました。

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同人誌完成度について

 そろそろ新刊情報が各サークルのホームページなどで出はじめてきました。中には残念ながら新刊をだせないサークルというのもそれなりにあるわけです。落とすサークルの理由は「病気」、「他の本に時間が」、「本業が忙しい」といった理由が多いのですが、こだわりのある作家などでは「このままだしても満足のいく作品にならない」といった理由で発行をしないところも見受けられます。
 うちのような買う側としてみると、サークルによっては「満足のいく作品になってから読みたい」と思う本もあれば「中途半端でもいいから読みたい」と思う本もあります。前者のサークルがその理由で本を落とせば評価するし、後者だったら失望したりと、まあ自分勝手です。
 うちは新刊を落としたことはありませんが、それはそれなりの質でも見切りで出してしまうからです。いちおう一通りのチェックなどは致しますが。(既に新刊の酷いミスも発覚していたりして、そう言い切れませんが)
 何でもそうですが、例えば8割のクオリティなら「1」で終わるが、9割のクオリティで仕上げようと思ったら「2」の時間が、完璧にするなら「5」の時間がかかる作業があったとします。同人誌制作も悩み出すと実作業の何倍も時間がかかるから、こんな風に感じています。
 で、うちの場合は「5」の時間があれば8割のクオリティで5単位の作業をこなすやり方を好みます。
 同人誌だから『8割のクオリティでも「5」の内容を表現したい』と思うか、同人誌だから『「1」でも納得のいくものを作りたい』と思うかは人それぞれだと思います。うちは明らかに前者ですが、他人の考え方としてもどちらも評価します。
 うちの今の作り方はそれなりに確立しているし、9割以上にするには「どこを変更・追加すればいいか」もイメージ的に把握していますが、では2倍の時間を使って9割にするには時間もパワーも足りません。こだわりのある場所を部分的にクオリティを上げるくらいでしょう。(まあ、校正すれば見つかるようなミスは反省しないといけませんが…というかうち的には8割は言い過ぎ、実質6割くらいでしょうね)
 惰性で続けてきたと言われればそうですが、惰性だからここまで続いているとも言えます。9割10割で作ろうと続けていたなら、とっくに自分の実力のなさに諦め、創作意欲は切れていたでしょう。
 ただ(うちの本のようなジャンルはどうか判りませんが)、名作・佳作・力作などと評価されるのは9割10割の作品であるのは違いないでしょうね。