そんなわけで「なのドン」ゲームシステム等に関する感想です。(なのドンがわからない方は読んでも???なので、そうでない人だけ続きをどうぞ)
えっと…まいさんは麻雀を知っているので、麻雀用語で説明しているところが結構あります(笑)
- バインド
『バインド』は非常に面白かったです。プレイする前はちょっとえげつないカードかなとも思っていましたが、意外にも戦略性を試された良いカードでした。普通に足止めをするカードとして使ったところ、蒐集(セットアップ)される使用法が結構見られ、慣れた頃には勝負のキーになっていた気がします。もちろん通常の使い方で威力を発揮したこともあって「バインドていなかったらそのカードで上がれてた」というような声を何度か聞きました。
余談「まじっく・すくえあ」さんのなのドン布教同人誌で『バインドはバインドする為のものじゃない』は名言でしょうか。最初読んだときは、イマイチ意味を捉えてなかったのですが、本当によーく判りました。
- カートリッジ
ロードして点数が高くなるが、実際手は進んでない。4枚目とか引くと逆に悲しい。警戒されてバインド対象。でも上がると嬉しい楽しいカード。
- リーチ
結局大会・フリープレイ通して1回もしなかったかな。麻雀でもダマが多いからこのへんは性格なのかも。
反則なほど強いなあぁ。でも、これはこれでありと思います。何回も助けられましたし何回もやられました。
- 上がれなかったとき山カード再利用して続行
ちょっと微妙に感じたかも。もっとも、6人戦だと約8回しかドローできず上がるのには厳しいため人数が多いと「山の再利用」も仕方ないかと思います。合意の上でのローカルルールとして…でしょうかね。
2つ蒐集して高得点の手役が見えているプレイヤーに対し、他が捨て札を絞って手が進まず、だれも上がれない状態で進む状況とか、全員が同じ札待ちでリーチ、しかし山にも捨て札にも待ち札が無い、等々山の再利用が意味ないケースもありそうです。
- 点数授受関係
ルールでは上がった人は各人から点数を受け取る形でしたが、振り込み者が寄り多く払うルールでがあってもよかったかも。1回戦では2戦ともうちが同じ方に振り込んで3人マイナス、2位決定戦で勝ち上がったのですが、非常に申し訳ない思いだったし。
中国麻雀風に、ツモ上がりはいままで通りで、ロンは振り込み人が手役の点数を払い、他の人は10点程度の一定の払う…などもよさそうな。
- 手役『リリカルなのはA's』
それなりに声が上がっていたようですが、手役『りりかるなのはA's』は上がりやすい上に得点が高くバランスが悪いのではないかでした。うちの参加した1,2回戦と準決勝、観戦した決勝とも、この手役を上がった人がトップだったようです。一発逆転要素としては有効だったので、その意味では成功しているのかな。美月亭にあったプレイ結果等ではこの役がほとんど現れていないので、この大会だけ偶然頻発したのかもしれません
まあ、色々書きましたが、元のルールは単純にしたり、偶然性を高めたりして間口を広げているところはあると思います。テストプレイも繰り返された上でのルール・点数でしょう。
例に挙げた麻雀だって役の出来やすさと点数(飜数)は一致していません。点数授受関係などは今回のように短期決戦で2位通過のケースで顕著にでただけで、トップだけを争うときにはそれほど問題にならないでしょうから、これはこれでいいのかもしれませんね。
色々注文をつけはしましたがゲームとしてはかなり完成されていて、非常に盛り上がれることは間違いありません。こういったゲームが好きで、なのは好きなら楽しく遊べると思います。実際そうでしたから。