昨日はちょっと気合い入れすぎたので今日は軽めに。
先日のニュースか芸能番組でヨン様のイベントのリポートがTVに映し出されていました。何かの上映会とイベント用グッズの販売がリポートされていたのですが、グッズ売り場で目当ての商品を買い求めた人にインタビューなされており、その内容に興味を引きました。
「ヨン様(グッズ)なら何でもよい」
という一言、これです。グッズはヨン様の写真を使った日韓友好の切手とか凝ったものだったようですが、そういう企画内容や商品価値ではなく、重要なものは「ヨン様の」というところです。
同人イベントでも、大手の本に対しては全く同じ志向で購入している人が多いと感じます。○○の新刊なら何でもいいので欲しい、みたいなのはその作家のファンなら当然だと思います。
よく、大手作家ではイラスト本やペラ本、ラフ本というのが話題になります。まあ大手のイラスト本については、それでよいと思っている人、いけないと思っている人双方いると思います。自分はそんな大手にはあまり縁がないので欲しい人はいるから売れるし、欲しいから買うんだろうくらいに思っています。ヨン様のグッズを買う御婦人の気持ちもわかりますし、大手に並ぶ人たちの熱気も判ります。自分も過去にはまった作品では「○○のオフィシャルグッズならなんでも欲しい」ということがありました。
ただ、そういうのもてはやされている結果、どんなレベルの作家でもイラスト本にする風潮は気に入らないです。ダミー同然のコピーイラスト誌は昔からありますが、大手と同じようなイラスト本で魅せるのがいいとか、イラスト本でもよいと勘違いですね。
イラストなどでは、大手の画力があるから見たいわけで、中小サークルではストーリーで読ませないと、よほど突出した画力がないとそうそう流行ることはないと思います。何でも許容されるコミケですけど、向上心とか同人への意欲は持った人に参加して欲しいなと思います。画力はそれなりでも話で読ませる作家もいますし、そういうのを開拓してきたいですね。